- 親の想いと新中ノ橋校(monaka校)
親の想いと新中ノ橋校(monaka校)
代表のメッセージ 2025年1月1日掲載
この木は、樹齢35年の檜の木です。私が親元を離れる18歳の時、父が植えた木になります。父、44歳の時です。私は高校卒業後、1年間の浪人生活を送ったのですが、通った予備校名にちなんで「河合塾の木」と名付けられていました。お世話になった方やこの木のお蔭もあり、1年間の浪人生活を経て、無事大学に進学することができました。
私は、未来ある生徒をサポートする仕事に就きたいと考え、学生時代から都内で塾講師や家庭教師をして過ごしました。大学卒業後も学校や学習塾等を持つ教育グループに入社させていただき、私の社会人生活も引き続き学習塾でスタートしました。
生徒と日々向き合い授業をし、そして、保護者様の想いをお聞きする機会をいただく度に、私のやる気はますます向上していきました。私の仕事に対するモチベーション・やる気は、間違いなく「生徒、保護者様のために」でした。生徒・保護者の皆様の願いを叶えるためなら頑張れる。生徒のサポートに必要な教材・入試問題研究も家に帰ってから深夜まで、そして、出勤前も取り組みました。それが、楽しく、喜びでもありました。
入社から4年後の1998年、新しいエリアに新しい指導形態となる新規教室を新設することとなり、私が教室長として担当させていただけることとなりました。28歳の時です。オープン前、約20坪の教室には受付用のテーブルと椅子、電話1台しかない時に「お問い合わせをいただけるかな?」と不安な気持ちで過ごしていましたが、お問い合わせいただき、面談の機会、そして入会していただいた生徒・保護者様のことを今でも忘れることができません。
19歳の時から教育に携わる仕事を始めて今年で35年目、生徒や保護者様からいただいた手紙や葉書は私の貴重な宝ものです。今でも私を支えてくれる本当に有り難いものです。
私が教室長として開校させていただいた中ノ橋校は、昨年老朽化のため建物が取り壊しとなりましたが、昨年7月にオープンした隣接の商業施設に規模を大きくして生まれ変わりました。その新教室には、「木材」を利用した休憩スペースを作りたいと考えていました。利用した木材は、35年前、私の成長を願って父が植えた檜の木「河合塾の木」です。
当時、私の両親がこの木に託した想いは、塾生お父様、お母様の気持ちと同様です。
2025年も保護者様の想いに寄り添える校舎運営を目指し、進んで参ります。