コラム:2025年の開運スイッチ!〜運が良いってなんだろう?〜
2024年12月1日掲載
こんにちは。MYスイッチのスイッチラボです。
今日から12月。いよいよ2024年も残すところ1ヶ月となりました(早いですねぇ〜)。
12月の
なぜ「師が走る?」って思いませんか? これも諸説ありますが、「師走」の「師」はお坊さん(僧侶)を指すといわれていて、いつもは優雅に落ち着いた振る舞いをするお坊さんでも、あちこちから声がかかる12月は走り回るほど忙しい、ということを表しているようです。現代では「師」といえば師匠や先生のことですから、いつもは「廊下を走るな!」と注意する先生方も、忙しさのあまりついつい走ってしまう・・・なんてシーンをイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
これからお正月の準備をいろいろとしていくことになりますが、誰もが清々しい気持ちで新しい年を迎えたいと思うもの。そして「来年は今年よりもっと良い年になりますように」と「開運」を願うと思います。そんな人々の気持ちに合わせるように、1年の中でもっとも「開運」の文字を目にする季節が、この年末年始でもあります。神社にお願い事を書いて納める「絵馬」をはじめ、お正月の楽しみのひとつである「初売り」や「福袋」にも、開運の文字は大きく書かれていますよね。
でも、そもそも「運」って一体なんなのでしょう? 多くの人が良い運を求めるわりには、「運」とは何か、きちんと説明できませんよね。このように誰もが「ふわっと知っている」テーマに出会うと、がぜん深掘り魂がフルっと震えてしまうのが、スイッチラボの良いところ(笑) 「良い運をつかみたい」「幸せになりたい」という、年齢、性別、生まれた国を超えて、全世界共通の思いである「運の正体」に、今回もラボ目線で迫ってみたいと思います。
そもそも「運」ってなんだろう?
では、改めて「運」とは何か?を考えるにあたり、まずは漢字の意味から紐解いてみたいと思います。「運」という字を使う言葉には、どんなものがありますか? 一緒に考えてみてくささい。
まずは「運動」。体や物が動いたり、動かしたりすることです。その一大イベントが運動会ですね。
「運転」は、車や機械などを動かすこと。動かす人を運転手といいますね。
「運行」は、バスや電車などが動くことで、それらを利用する時に払うお金を「運賃」といいます。
「運用」は、資産などを動かして増やしたり活用したりすることですし、
「運営」は、組織やイベント、サービスなどがきちんと機能するように管理して動かすことです。
物を運ぶことを「運搬」といい、船を通すために人工的に作られた水路のことを「運河」と言います。
「運命」という言葉もありますね。「ジャジャジャジャーン♪」で有名な、ヴェートーベンの交響曲第5番の名前にも付けられていますが、人生において、自分の意思や思考などではコントロールできない、目に見えない大きな動き、うねりを「運命」と言ったりします。「運命の人」とか「運命的な出会い」といった風に使われますね。それにしても「命を運ぶ」と書くんですから、なんだかすごいことですよね。
そして、ラッキー、アンラッキーを意味する言葉もたくさんあります。
運が良いことを「幸運」といい、運が悪いことを「不運」といいます。
長期的な運の流れ(上り下り)を「運気」と呼び、『今日の運勢は?』というように、日々の運の状態を「運勢」といいます。そして、今、自分がどれほどの運を持っているかを試すことを、「運試し」と言います。
さらにお金に恵まれることを「金運」と言うし、占いには「仕事運」や「恋愛運」といった言葉も並びます。そして、冒頭に出てきた「開運」も忘れてはなりません。「運を開く」のですから、なかなかにパンチがある言葉ですよね。
このように、運がつく言葉はたくさんあります。あ、「運がつく」(=良い運に恵まれる)、「運のツキ」(=運に見放される)なんて言い方もありました(笑)。
こうやって実際に「運」がつく言葉を集め、じっくり眺めてみると、 “ある共通点”が見えてきます。それは「動き」や「流れ」を意味しているということです。少し前に戻って、「運動」から始まる言葉の意味をもう一度しみじみと見直してみましょう。「あ、確かに・・・!」と思うはずです。
運は常に動き、流れているもの。運はじっと待っていてなんかくれません。動いているものに、パッとうまく乗るには、自らも動くことが大切です。回転する大縄跳びに「えいやっ!」と思い切って飛び込む感じでしょうか。こちらが動かなかったら、いつまでたっても縄跳びの仲間には入れないし、入ったとしても途中で止まってしまっては、縄跳びもそこで終わってしまいます。
運は進んで動く人に、扉を開いてくれるもの。「運が良くなればいいなぁ〜」なんて思いながら、いつまでも動かずじっとしていたのでは、何も生まれないし、運の上昇気流に乗ることもできないのです。
<ラボ語録:運はじっとしていない。自ら動く人だけが、運の上昇気流に乗れるのだ!>
運が良い人、悪い人の決定的な違いとは
さて、ここでちょっと気分転換。20世紀を代表する実業家のひとり、松下幸之助(まつしたこうのすけ)さんの有名なエピソードをご紹介しましょう。
松下さんは松下電工(現パナソニック)の創業者で、アイロンやラジオなど、数々の電化製品を世に送り出し、一代で世界的な家電メーカーへと成長させた人物です。さぞや立派な学歴の持ち主かと思えば、ご自身は小学校中退。9歳の時に大阪で丁稚奉公(でっちほうこう)として働き出してからずっと実社会で働き続け、いつしか「経営の神様」と呼ばれようになるのです。そんな松下さんは「人」と「運」を大切にしていたと言われています。数々の逸話も残っているので、ピンとくる何かがあったら、この機会にぜひ人物像を調べてみてくださいね。
「あんさんは、運がよろしいですか?」
松下電工の採用の面接時に、松下さんは入社希望者に向かって、必ずこう尋ねたそうです。かなりドキッとする質問ですが、「いいえ(=自分は運が良くない)」と答えた人は、どんなに高学歴で素晴らしいキャリアの持ち主でも、採用はしなかったと言われています。
当時は今よりだいぶ謙遜(けんそん:自分を控えめに表現すること)が美徳とされていたので、内心は運が良いと思っていても、「いえいえ、そんなことは・・・」と、あえて自分を下げてしまった人も多かったのではと推察しますが、だからこそ人前で「自分は運がいい」と素直に言えることこそが、運の上昇気流に乗るためのスタートラインにして、最大のコツなのだとスイッチラボは思います。
シンプルに考えてみても、「自分は運がいい」と思っている人と、「自分は不運続きだ」「運に見放された」と文句ばっかり行っている人と、どちらの人と一緒にいたいか、答えは明らかですよね。
<ラボ語録:自分は運が良い! そう思うことが運を呼び寄せるスイッチになる>
自分は運がいい。そう言い切れるということは、物事を明るく前向きに捉えることでもありますが、その核となるのは「自分を信じる」という気持ちです。
例えば、何か大きな失敗してまったとしましょう。自分は運が悪いと思っている人は、たいていは運の悪さを言い訳に、諦めてしまうか、文句を言うか、なかったことにするか、いずれにしてもいい結果にはなりません。極端なことを言えば、自分は悪くない。悪いのは運だ、ただ運が悪いだけだ、というわけです。そこには成長はなく、むしろ後退しかありません。
でも、「自分は運がいい」と思っている人は、まず「失敗しちゃった」と潔く認め、そこからどうするかを考えます。運の良い自分が、ここで終わるわけがない。自分ならなんとかできる。切り開ける。リカバリーできる。だって、自分は運がいいんだから。こう考えることで、新しい扉が開いていき、自分でもびっくりするような未来に出会うことになるのです。
そこで、スイッチラボからの提案です。2025年を運の良い年にしたいなら、周りの目を気にせず堂々と『自分は運がいい!宣言』から始めることを、ラボは全力でお勧めします。この「言い切る力」もラボが注目していることのひとつなのですが、「◯◯だといいなぁ〜」とか「◯◯になりたいなぁ〜」だと、いつまでたっても「◯◯なぁ〜」な状態が続いてしまいます。
でも、ひとたび「◯◯だ!」と言い切ると、とたんにものすごいパワーを持ち、ずんずん前に進んでいくのです。昔の人はこれを「言霊(ことだま)」と言いました。言葉に魂が宿るという考え方ですね。言霊についてはまた別の機会に深掘りしたいと思いますが、来年をより良い年にしたいなら、いまのうちから「言い切る練習」をしておきましょう。
最初はちょっと勇気がいるし、恥ずかしいかもしれませんが、もし恥ずかしければ人に聞かれないように小さな声で言うとか、文字に書くだけでもOKです。おすすめは「自分は運がいい!」のあとに「な〜んてね」とか「なんちゃってぇ〜」をつけること。これでだいぶ恥ずかしさは軽減できると思います。
そして、言い切りを続けていくうちに、だんだん慣れてきて、人前でも冗談めかさず、素直に言える自分になっているはずです。そんな日が来ることを楽しみにしていてください。意外とすぐに来ると思いますよ。
<ラボ語録:2025年は『自分は運がいい!宣言』から。言い切る力がモノを言う>
運をつかめ! 2025年を運の良い年にする3つのポイント
はい。運についてあれこれお話ししてきましたが、最後に「2025年を運の良い年にする3つのポイント」をお伝えして締めたいと思います。いうなればこれは「運をつかむゲーム」の攻略法です。運が好きなこと、苦手なことをあらかじめ知っておけば、上手にお付き合いできますよね。ということで「運の好きなコト3選」、ぜひ実践していただけるとうれしいです。
- 運は「溜めない」が好き
先ほども運は「常に動いていて、じっとしていない」と言いましたが、ドヨンと空気が重たくよどみ、暗くてくさくてジメジメしていて・・・というような場所に、いい運気がずっといてくれると思いますか? もちろん答えはNOですね。
ドヨンとなる最大の原因は、流れが止まってしまうからです。水も流れず溜まっていくと、腐って変な匂いがしたり、虫が湧いたりしてしまいます。運はドヨンとした場所がとっても苦手。こんなところにいたくな〜いと、あっという間にいなくなってしまうでしょう。
いい運を味方につけたければ、いつも新鮮な空気の流れを作っておくことが大切です。家の中、お部屋の中の空気もちろんですが、一番大切なのは自分自身。しっかり呼吸する。気づいた時に深呼吸もする。よく話し、よく笑い、自分の中にマイナスの思いを溜め込まないことが、いい運と仲良くなる近道なのです。 - 運は明るくキレイ好き
ドヨンとした場所には、ゴミや汚れも溜まりがち。フレッシュな空気の流れが好きな運気さんは、キレイな場所を好みます。そして暗くてジメジメしたところも苦手なので、自分の身の周りはいつも明るく、こざっぱりとしておくように心掛けましょう。
ただ掃除をしなさい、片付けなさいといわれると、ちょっと嫌な気分になることもありますが、良い運気と仲良くするためだと思えば、掃除も楽しくできるのではないでしょうか。 - 運はチャレンジャーが好き
経験を積むことはとても大切ですが、「やったことある」ことばかりを続けていると、いつしかそこには停滞が生まれ、流れが悪くなってしまいます。行動や考え方にも「新しい風」を入れて、フレッシュな流れを作ることが大切です。
たとえば、同じ場所に行くときに、あえて違うルートを試してみるとか、右利きだけとあえて左手でお箸を持って食べてみるとか、些細なことでもいいのです。いつもと違うことにチャレンジし、それを楽しむ人に、運は間違いなく味方してくれるでしょう。
このコラムを書きながら、ラボはこんなファンタジーを思い描いていました。
突然ですが、宇宙から見た地球の姿を見たことはありますか? なければ今、検索してみましょう。青くて美しい地球の輪郭が、なんだかモヤっとしていて、何かに包まれているように見えますよね。あのモヤモヤは、何層にもなっている大気の影響だといわれていますが、そのモヤモヤは空気だけじゃなかったら? 空気と一緒に「運気」も地球を取り巻き、うわーっと、ぐわーっと流れているとしたら?!? なんかめっちゃかっこいい〜〜〜と、悦に入ってしまいました(笑)
運は目に見えませんし、触ることもできません。でも、空気のようにいつも私たちのそばにいて、つかむも逃すも自分次第なのだとしたら・・・。そんなふうに考えていくと、運との付き合い方、関わり方が、今までとは少し変わってくるのではないかと思います。皆さんもそれぞれのイメージで、「運」がどんな形をしているのかビジュアル化してみてください。結構ワクワクするし、楽しいですよ。そして・・・。ここまで読んだあなたは、まことに運がいい!! 来年が楽しみですね。